断食で頭をすっきりさせたい ー1日半の断食をしてみましたー
今までは半日くらいしか断食をしていなかったのですが、今回は少し長めにやってみました。
本当は3日以上、できれば1週間程度の断食をしたかったのですが、同居している母が断食に理解がないため、これ以上は無理でした・・・。
でも1日半とはいえ、自分では最長の断食期間をとったことで、頭がすっきりできて助かりました。
いつか1週間断食にチャレンジしたいと思います。
断食を実行する方は、医師の指導を受けるか、体調を考えて自己責任で行っていただくようお願いします。
今回の断食方法
・固形の食事はとらず、生のニンジンとリンゴを絞ったジュースを昼と夕方に1杯飲む
・ジュース以外ではノンカフェインティーを飲む
ルイボスティー、ハトムギ茶、ローズヒップティー*1など
その他、貧血対策で鉄剤を飲用。また、途中で頭痛が起こったため、中鎖脂肪酸オイルを10ccほど摂取しています。これは経験的に、中鎖脂肪酸を取ると頭痛が収まることが多かったからです。
空腹感の変化
・開始後約10時間でお腹が鳴るくらいの空腹感あり
・お茶、ジュースを飲むと空腹感が多少まぎれる
・丸1日過ぎたあたりでほとんど空腹感を感じなくなる
私の場合は普段から食事を少量にしているせいか、断食中もそれほどつらい空腹感は感じませんでした。
空腹感はピークを越えると感じなくなるそうです。
1日後 ケトン臭が発生
・空腹感を感じなくなった頃(1日経過後)からケトン臭を自覚
断食をすると、炭水化物(グルコース)の摂取がなくなりますから、肝臓は通常のグルコース代謝ができなくなります。そのため、肝臓では脂肪酸からケトン体を生成するようになります。
ケトン体は脳をはじめ、心臓などの臓器や筋肉のエネルギー源になります。
このケトン体生成が進み、や体内で一定の濃度になると、ケトンの独得の匂いが体臭に混じります。
これが糖質制限でよく言われる(嫌われがちな)ケトン臭です。
ケトン臭は熟れた果物(腐りかけの果物とも言われます)に似た甘酸っぱい匂いです。自分の体臭なので、自覚するかどうかは個人差があるようです。
ケトン臭は断食中止後、2~3時間で消えました。
私は糖よりもケトンのほうが体調が良くなるので、なんとなくがっかり・・・。
ケトン体の危険性は本当にあるのか?
一部では、ケトン生成による高ケトン血症・ケトアシドーシスの危険性に対する指摘があります。
ですが、注意しなければならないのは糖尿病などでインスリンが不足している場合です。
つまり、インスリン作用が正常でさえあれば、ケトン生成による危険はありません。
基本的に、膵臓からのインスリン分泌機能に問題のない方、健康体の方は、高ケトンを気にする必要はありません。
逆に、糖尿病を患っている方は糖尿病性ケトアシドーシスが起こる危険があるため、ケトン体が生成される断食は大変危険です。
ケトアシドーシスとは別に、激しい好転反応*2が出る場合もあります。持病がある方は念のために医師に確認をしてください。
断食中に注意していたこと
・水分を多めにとる
空腹感を感じなくなってから、水分をあまり摂らなくなっていることに気づきました。
個人差があるかもしれませんが、水分補給は意識して行ったほうが良いと思います。
断食の効果
・頭がクリアーになる
断食の期間が進むにつれて、頭の中がすっきりしていくのを自覚しました。
視界もシャープになり、「いま見ている物をしっかり見ることができている」という感じがありました。
ブレイン・フォグとは真逆の状態です。自分の体の隅々に意識が向けられ、それまでぼんやりしていた自分と周囲の輪郭がくっきりしてきたというような明晰さがありました。
感想
今回の断食を行ったのは、ここしばらく頭がすっきりせず、仕事のミスも多くなっていたからです。
あくまでも私の場合ですが、頭をすっきりさせるには、断食はやはり効果がありました。
ところで、数日間の断食を行うと、3日目あたりに頭痛・眠気・体のふらつきなどの好転反応が出るそうです。
人によっては酷い吐き気や発疹など、非常に強い反応が出る場合もあるようです。
断食は体調を見ながら行う必要がありますし、特に持病を持っている方は、医師に相談してから行うほうが良いと思います。
今回の1日半の断食では、そこまでの反応はありませんでした。
途中で感じた頭痛は好転反応だったかもしれませんが、普段の生活でも時々感じていたものですし、短期間の断食でしたので、おそらく別の原因だと思います*3。
もう数日でも断食を続ければ、もう少し何がしかの効果があったかもしれません。
残念ながら、期間が短すぎたと自分では思っています。