あしなが育英会 奨学生に15万円を緊急支援
あしなが育英会が、高校生から大学院生までの奨学生全員に、15万円の緊急支援金を交付するそうです。
入金口座が登録済の2年生以上には4月中に送金し、入金口座の登録作業中の1年生には、作業完了次第送金をするとのこと。
財源は、奨学金安定交付のための積立金を取り崩して捻出されます。
あしなが育英会会長 玉井義臣氏ののメッセージ
「奨学生諸君、コロナに感染しないように、2時間ごとに手洗いしなさい。奨学金は心配しなくていいから。お母さんと君らが元気でいることがあしながの願いですから」
あしなが育英会は、あしなが奨学金への支援も呼びかけています。
親を亡くした子どもと保護者が生き延びるため ご支援・ご協力のおねがい
あしなが奨学金は毎年春・秋の「あしなが学生募金」と、全国のみなさまからのご寄付に支えられています。
新型コロナの影響で今春予定されていた第100回の学生募金が中止になり、財源の大幅な減少も懸念されている状況です。しかし、本会は、奨学金の安定交付のための積立金を取り崩してでも、「今を生き延びてもらうため」の緊急一時金交付を決断しました。
奨学金を出し続けることももちろん重要ですが、今この瞬間に食べるものにも困っている遺児とお母さんを助けるためには、一日も早い救済措置が必要であると考えたためです。これからも当会が一人でも多くの遺児を支えていくために、皆様からのより一層のご支援をお願い申し上げます。