微妙な感覚過敏と腸活のこと
発達障害者には感覚過敏があることが多いそうです。
その情報を知って気付いたのですが、私も服に付いているタグが1日じゅう気になってイライラしたり、スカートやパンツのウエスト部分が少しでもきついと苦しくてげんなりしたり、というのがありました。
こう言うと、よく「みんなそうだよ」と言われるのですけれど、もともと気にならない人には全く気にならないことみたいですね。
上のブログは、いつも参考にさせていただいています。
腸の調子が悪くなると過敏になり、良くなるとおさまる
自分では過敏とまでは思っていなかったのですが、カンジダ対策で腸活を始めてから、服のタグなんかもあまり気にならなくなりました。
ところが、うっかりカンジダを増やしたり睡眠不足になったりで調子を崩すと、とたんに着ている服やその他のものがむやみに気になり、すごく不快になってしまいます。
パジャマにしているスウェットの生地がごわついて痛いとか、気に入っているスカートのウエストがきつくてとても履いていられなくなったりとか。
ウエスト部分の感覚は特にひどくて、ウエストがゴムのものだと気分が悪くなってぐったりしてしまいます。
お腹全体が締めつけられて血流も何もかも止まってしまうような感覚があります。鈍痛も感じます。
でも調子が良くなると、同じ服を着ても、不思議とそれほどつらく感じないんですよね。
そんなことがあって、これは感覚過敏の一つじゃないかな、と気付いた次第です。
腸と障害の関係が示唆されている
私は腸の状態が悪くなると、そうした感覚の過敏さと同時に、イライラやADHD症状が強くなります。
過敏なところは過敏なのに、必要なところでぼんやりしたり、不注意が多くなってミスしたりで、脳機能がうまく働いていないな、という感じがします。
実際に、腸内環境と発達障害の関係について研究が行われていて、一定の知見が得られているようです。
発達障害を持つ人やその親族は、腸内の細菌の種類が定型発達者と違っていたり、腸壁の透過性が高かったり*1という傾向があったとのこと。
腸壁が不要物や十分消化されていないものを透過させてしまうと、体内で炎症が起きてしまいます。
intome.jp
上のブログ記事のベースになっている研究はこちらだそうです。
journals.lww.com
サイトカインが脳の発達を障害する可能性
ちなみに、腸内環境からは少し離れてしまいますが、炎症性サイトカインと脳機能の関係から発達障害の原因を探る研究をしている大学の研究室がありました。
研究内容|新潟大学脳研究所分子神経生物学分野
サイトカインとは、免疫細胞に情報伝達を行う物質(たんぱく質)のことです。
その中でも炎症性サイトカインは、体に感染や損傷等が起こった場合に産生され、炎症反応を起こして必要な細胞の増殖・分化を活性化させる作用を持つものです。
この大学の研究室では、その炎症性サイトカインによる脳発達制御の実態や、サイトカインと精神疾患の関連性を目的に、分子レベルでの研究を行っているそうです。
発達性精神疾患、なかでも統合失調症、注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉症は人口の約0.3~1%が罹患する重大な疾患であるが、その原因はほとんど判っていない。糖尿病や高血圧と同様に生育環境と遺伝が関与すると考えられていて、環境因子としては母体のウイルス感染や周産障害、出産時虚血、幼児ストレスなどが要因として挙げられている。それらの環境因子に共通する分子要因としてサイトカインの関与が疑われていた(Nawa et al., 2001)。
サイトカインの多くは神経栄養因子としても作用するが、我々がサイトカインの新生仔投与やそのトランスジェニックマウスを用いて検討したところ、末梢性に投与・誘導されたサイトカインは脳血液関門を通過して神経栄養因子として、また、その拮抗薬として脳発達を障害して認知行動障害を誘発していることが判明した。そこで我々は、この「脳発達の障害」の実態を分子・細胞レベルで特定し、そのメカニズムを明らかにしたいと考えている。
腸活
私は元々便秘気味*2だったのですが、自分に効果のある腸活を見つけてからは、基本的に毎日便通があります。
便通がないと頭の働きが鈍い感覚がありますが、今日は駄目だなと思うような日でも、便が出ると頭も気分もすっきりします。
カンジダもあるので、とにかく腸活には気を使っています。
ヨガなどでできるだけ体を動かす時間を持つようにもしていますが、一番手軽にできるのは、やっぱり発酵食品を食べることです。
スーパーで買ってくるものもありますが、手軽にできる発酵食品は自分で作って常備しています。
例:常備している発酵食品
発酵食品はひとつのものをたくさん食べるよりも、1日のうちに複数を食べるほうが効果が感じられるので、私はできるだけいろいろな物を食べるようにしています。
買ってきているもの(無添加・原材料無農薬製品を推奨)
・納豆
・みそ(パッケージに呼吸孔のあるもの)
・しょうゆ
・ヨーグルト(プロビオ)
自作しているもの
・ヨーグルト(玄米または大豆由来/豆乳で培養)
・ザワークラウト(白菜またはキャベツ)
ヨーグルトは、スーパーで買ってきたプロビオヨーグルトを豆乳で増やすという手もあります。
メーカーさんには申し訳ないですけど・・・。
ザワークラウトは、何となく白菜で作った方がお腹の調子がいい気がします。
でもキャベツは胃にも良いらしいと聞きました。
なので結局、両方作っています。
塩は1.5%程度(夏場は2%まで増量)、気分で好きなスパイスを足したりして作っています。
私はさらに乳酸菌サプリも飲んでいますが、普通の方なら、ヨーグルトとザワークラウトと納豆か味噌汁を毎日食べていれば十分ではないかと思います。
それで根菜類(食物繊維)を一口で50回以上噛んで食べていれば完璧です。
ちなみに味噌汁を毎日飲んでいた人は、ヒロシマ・ナガサキの原爆投下後の原爆症状が比較的(味噌汁をたまにしか飲んでいなかった人よりも)軽かったという報告があるそうです。
お味噌って凄いですね。