haloのブログ

個人的体験と信頼できると思われる資料を基に書いていきます

緊急事態宣言が出ないのは人権侵害だから?

緊急事態宣言がなかなか出ない

専門家会議のメンバーから、緊急事態宣言を出してほしい状況だというコメントが出されました。

私個人としても、(可能なら首都圏と関西圏に限ってでも)緊急事態宣言を出さないと、この先がものすごく不安です。

でも、なかなか宣言が出ないですよね。
今すぐに出てもいいぐらいだと思うのですけど・・・。

人権のために野党が反対している?

以前に紹介した高橋洋一氏の出ている新しい動画で、緊急事態宣言が出ない理由を解説していました。

緊急事態宣言の発令は人権を制限するという理由で、野党から反対されているようです。
命より人権、というのは、私には本末転倒に感じます。


www.youtube.com

アビガン、クロロキン、ヒドロキシクロロキンについて

この動画の中で、経済評論家の渡邊哲也氏がアビガンについてもお話ししています。
この方、何だかすごい方ですね・・・。

中国で使われていたアビガンは、やはり日本のアビガンとは違うようです。治験でデータは使えなさそう(´;ω;`)


アメリカで効果が期待されている薬というのはリン酸クロロキンのことだと思いますが、自己判断で使った新型コロナの患者で死亡例や重体例が出ています。
同様に期待されているヒドロキシクロロキンも重大な副作用が出ることがあるようです。
使用は、医師の処方があったときだけにしないといけません。

www.cnn.co.jp

解熱剤(イブプロフェンなど)の使用も注意が必要

イブプロフェンについては、ネットなどで記事を見た方が多いと思います。

ヨーロッパを中心に、「解熱剤のイブプロフェン新型コロナウイルスを増殖させる」というデマが広まりました。
ただし、イブプロフェンなどの抗炎症薬は避け、アセトアミノフェンを選択するように」というフランス厚生大臣の発言は、現在のところ否定されていません(下記添付記事参照)。

この件のように、新型コロナは未知のウイルスだっただけに、情報が急に修正されたり、誤情報が出たりしがちです。
何が信頼できる情報なのかを見極めるリテラシーも必要かもしれません。

news.yahoo.co.jp

新型コロナかな? 心配なときどうするか

新型コロナにかかってしまったかどうか心配なとき、助言してくれるバーチャルアシスタントが紹介されていました。
(ブログ『中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」』より)

質問に答えていくだけで、自分がどうしたらいいかわかります。
ぜひ一度試してみてください。 
https://launch.sensely.com/?type=jacovid19
launch.sensely.com

yusukenakamura.hatenablog.com

***ここまで追記しました***


あらためて記載しておきます。

●体温は必ず測る
 心配じゃなくても、できるだけ毎日測っておきましょう。
●風邪の症状があれば、出勤や外出を控えて自宅待機
 出歩かずにゆっくり休みましょう。
●自分が高リスク者かどうかを確認
 高リスク者には、高齢者・癌や糖尿病や肺疾患などの持病のある人・妊婦さん・最近海外に行った人や、その人と長時間一緒にいた人・身近にコロナ発症者がいる人などが考えられます。

●高リスクの場合
・・・相談センターへ電話で相談する(県や市のホームページで電話番号が分かります)
●低リスクの場合
・・・風邪の症状や発熱(37.5℃以上)が4日続いたら、相談センターへ電話で相談。または、息苦しさ(肺炎症状)があったり、強い脱力感があったりする場合は、4日未満でも相談センターへ電話する。

●相談センターで検査や受診はできないと言われたら
・・・自宅待機して様子を見る。

それでも心配だったら、下記を参考にしてみてください。

※上記の流れで確認・相談をしても、検査や受診に至らなかった場合※
それでも心配だったら、かかりつけの病院や、自宅近くの病院に電話で相談してみてください。
診察OKなら受診に行って、医師と直接相談すると安心できると思います。

高齢の方は、ご自分の地域の包括センターや、担当のケアマネさんがいらっしゃるなら、その方にご相談すると、相談センターや病院よりも話が早く済むかもしれません。


新型コロナでなくても、他の原因で肺炎になることもありますよね。
不安でストレスを抱えて過ごすより、安心できる方法を取ることも大事だと思います。

ただし、新型コロナは「感染症ということを忘れないでください。
自分から他の人にうつる可能性も十分考えて、まずは電話で相談すると良いと思います。

情報はWHOよりも、ECDCやJohns Hopkins大学が信頼できる

WHO、駄目じゃん・・・

bio.nikkeibp.co.jp

WHOの発表資料をつぶさに見ていくと、首をかしげざるを得ないことが少なくない。「Tedros事務局長は中国寄り」とも指摘される中、英Oxford大学の研究者が感染症のデータ源からWHOを外すなど、事実上のシカト宣言まで飛び出した。

Our World in Dataによると「WHOのリポートには多くのエラーがあり、発見するとすぐにWHOに通知し、WHOのチームと密接に連絡して、指摘したエラーを修正してもらってきた」のだそうです。しかし、見つかったエラーがすべて修正されるわけでなく、ほとんどのエラーは履歴も残さずに修正されるか、未修正のまま放置されるというのです。これではWHOに対する信頼性が揺らいでしまいます。

Our World in Dataは、Oxford大学の経済学者や地質学者などが設立した非営利組織です。


厚労省はWHOに依存するのをもうやめてください!
国際機関は大体利権まみれだと言いますけど、今回は本当にひどすぎます。
データが信用できないし、そのデータの出し方自体が信頼性がないんですから・・・。

政府の人たちは、尾身先生のいる専門家会議の話を聞いてれば、国内の感染症自体の情報は十分じゃないでしょうか?

WHO以外の信頼できる情報源

WHO以外の情報源としては、欧州疾病予防管理センター(ECDC:European Center for Disease Control and Prevention)米Johns Hopkins大学が挙げられていて、
Our World in Dataでは、欧州疾病予防管理センターを採用しています。

Johns Hopkins大学のデータは、更新頻度が高いという利点がある一方で、陽性者数が高めに出る傾向があるようです。

データの使い勝手も、WHOは上記の二つに比べると、今一つのようですね。
(改善はしているようです)


日本国内の状況は、専門家会議の情報が一番早くて信頼性が高いと思います。

(ネットではいろいろな「識者」が情報発信していますが、医療分野もかなり細分化されています。世界的な状況や感染症最新の知識やデータが得られるのは、やはり感染症そのものの専門家だと思います。)

新型コロナウイルスの感染状況をグローバルに情報提供している組織として、欧州疾病予防管理センター(ECDC:European Center for Disease Control and Prevention)と米Johns Hopkins大学を選出。WHOを含めて3つを比較した結果、Our World in Dataは今後、ECDCのデータを採用することにしました。


 その結論を導く上で重要な役割を担ったのは最新のデジタル技術です。WHOは症例の情報源を各国政府からの直接報告に頼っています。感染がこれだけ広範に広がると、情報を集約するのにも時間と手間がかかり、またミスも発生するはずです。
 一方、ECDCとJohns Hopkins大学は世界中の情報リソースからデータを自動的に吸い上げていきます。その差は歴然です。

 WHOの感染マップは1日に3回更新されますが(3月24日現在)、Johns Hopkins大学は早ければ15分おきに更新されます。
 感染者がこれだけ急激に増えている環境下では、1日3回の更新では遅いと感じます。

 ただ、Johns Hopkins大学の数字は、WHOの数字より大きめに出る傾向があります。これは、同大学が「推定陽性症例(presumptive positive cases)」も含めているからです。
 推定陽性症例は、各国の州または地方の研究所レベルで確認されているが、国立の研究所(例:米国疾病予防管理センター=CDC)では確認されていない症例を指します。

 ECDCのデータは更新頻度が1日1回と多くないものの、データの信頼性は高いようです。
 Our World in Dataは「ECDCから一貫して公開され、クリーンに維持されたデータである」ことを評価項目としています。

上記引用部分の改行と行開け(一部除く)は、引用者が行いました。

アビガン、今日から臨床試験(治験)開始

アビガン錠臨床試験開始

今日(3月31日)から、アビガン錠(ファビピラピル)の臨床試験に入るというニュースがありました。

www.nikkei.com

普通は18カ月ぐらいかけて試験をして、それから結果解析、申請、審査、と続くのが治験の流れになります。

今回は、政府主導でとにかく早く進めるようにしているそうですし、中国でも実際の患者さんでアビガンを使用していて*1、有効性を認めているという報道もあります。
中国の臨床のデータも解析で使えるなら*2、日本のデータが少なめでもいけそうですよね。
来年には認可が下りて、使いやすくなるのではないかと思います。

富士フィルムではサプライチェーンの調整をしているそうですが、今後のこともあるので、完全に国内で薬の生産ができるように体制を整えてほしいです!


※注意※
アビガンは妊娠している人や、その可能性のある人には使えません(男性側にも影響が出るため、若い人には慎重に投与されます)。その他にも重い副作用が出ることがあります

アビガンは副作用の強い薬ですので、治療薬があるからといって安心し過ぎないようにしてください。
他のどんな薬も同様ですが、その人の体質によっては、効果よりも副作用の方が強くて使えない場合もあります。

いつ、どこで感染するか分からないのがこの病気の怖いところですけれど、できるだけ予防をして、免疫力を高めるような生活を心がけてくださいね!


詳細なニュースはこちら。
bio.nikkeibp.co.jp

ファビピラビルの添付文書はこちら。
http://fftc.fujifilm.co.jp/med/abigan/pack/pdf/abigan_package_01.pdf

追記:安倍首相、アビガン臨床試験を希望国と協力することをWHOに明言

bio.nikkeibp.co.jp

臨床試験に参加する国が増えれば、データが多く取れますね。
解析時間はちょっと余計にかかるのかな? でも国内データを取っていくよりも、海外データが使えるなら、その方が早いかも、と思います。

必要があれば、日本から国際的にアビガンを供給することもできますね。
(中国製のアビガンよりもいいと思います)

*1:中国で製造されたアビガンを使用

*2:中国の試験方法をちょっと疑問視する声もあるようです・・・ちゃんとやってよー(´;ω;`)

【感染状況とデータ予測】東京都、東京近郊、頑張れー!

こちらの動画で、各都道府県のデータ(感染状況)が開示されています。
そのデータから、今後の予測を解説されています。
(データは公表データだそうです)

www.youtube.com


YouTube動画なのですが、説明されている高橋洋一さんは統計解析を使って解説されています。
元々は感染症のデータ解析もされていた方だということですので、私としては信頼できる解説ではないかと思います。


この動画によると、東京都は3月20日からの連休あたりから行動制限を取っていれば*1、ここ数日の東京都の発症者数を抑えられていたことが考えられます。

連休中に感染した人がいた場合、潜伏期間がありますから、都内や東京近郊では、4月初めぐらいまで発症者が続いて出てしまう可能性もあります。

小池都知事の行動制限要請は、こういったデータ予測から出されたようです。

東京都内や、近郊の方々には、できればこの週末だけでなく、もうしばらくの間、気をつけてほしいです。


春になって、レジャーに行きたい気持ちが出てくるのは当然です。
ですけれど、ここはちょっと抑えて、これ以上の感染が広がらないように、もうしばらく頑張って、予防していってほしいと思います。


感染者が増えて重症例が増えてしまうと、じゅうぶんな治療を受けられなくなってしまいます。

今回のコロナで被害の大きいイタリアやスペインは、日本と同じ高齢者の多い国家です。
同じ轍を踏まないように、どうか頑張ってください!

*1:追記:新型コロナの潜伏期間の中央値は4.5日という見解があります。尚、潜伏期間には個々人で幅があり、新型コロナはその幅が大きいと言われています。

行動制限(または都市封鎖)と感染伝播のシミュレーション

コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか」
ワシントン・ポスト無償提供)
www.yomiuri.co.jp


こちらは、新型コロナウイルスなどの感染拡大をシミュレーションで予測したものです。

人口200人の町で感染症が蔓延していく様子を数字とグラフと、人を模したドットでシミュレーションしています。
ランダムに動くドットの様子を見ることで、どのように感染が広まっていくかがよくわかります。

  • 社会的戦略を取らなかった場合(全員が自由に移動)
  • 都市封鎖などの強制的な隔離措置を取ったケース(隔離を計画)
  • 人口の4分の3が社会距離戦略に従った場合(適度な社会距離戦略)
  • 人口の8分の7が社会距離戦略に従った場合(広範囲での社会距離戦略)

シミュレーショングラフ
左から、全員が自由に移動、隔離を計画、適度な社会距離戦略、広範囲での社会距離戦略

社会距離戦略とは、イベントや集会を避け、外出制限を行なうこと。

現在、新型コロナの対策として東京都などが外出制限を要請しています。
このシミュレーションを見ると、社会距離対策には、都市封鎖をするよりも感染者の増加を緩やかにする効果があることが分かります。

増加が緩やかになればなるほど、医療リソースに余裕が残り、たとえ重篤化しても十分な治療を受けられる可能性が高くなります。

それだけ助かる人々が増えるということですね。

不織布マスクにかけるアイロンは低温で

写真はないです。すみません。

不織布の使い捨てマスクを洗って複数回使う人もいると思います。
洗ったあとにアイロンをかけると熱で殺菌できますが、高温だとマスクが溶けてしまいます。
低温(80~120℃)でかけましょう。

マスクの再利用と洗い方

アルバイト先から不織布のマスクが支給されました。
ありがたいです。
でもどこで手に入れたんだろう・・・

とはいえ、1桁枚しかないので、仕事のとき以外はやっぱり布マスクをしています。

マスクの再利用

最近は使い捨てマスクを洗って何度か使っている人もいますよね。
工藤静香さんも洗って使っているとインスタグラムで公表していました。
news.infoseek.co.jp

マスクの洗い方

不織布マスクは基本的に使い捨てです。
たとえ消毒したとしても、機能自体が落ちてしまうため、再利用は推奨されていません。

経産省がマスクの再利用を検討したというニュースが流れましたが、結局、再利用OKという見解は出ませんでした。
(布マスクは推奨しているらしく、洗い方の動画を作っています)

www.youtube.com


でも、現実にマスクがない以上は、仕方がないですよね。
個人的な印象では、再利用した不織布マスクも、布マスク程度の予防にはなるんじゃないかと思います。


私も、次にいつ不織布マスクが手に入るかわからないので、一度使ったマスクを洗ってみました。

新型コロナウイルスは、エンベロープという膜で自分を包んでいるウイルスです。
エンベロープの膜は界面活性剤で破れるため、石鹸や台所用洗剤でも殺菌できます。

今回は石鹸で二度洗いしたのですが、台所用の中性洗剤を使って洗うのがいいと思います。


アイロンの温度は低温で

不織布を洗うと、水を吸って半透明になり、少しけば立って心もとない感じになりますが、アイロンで少し復活します。

アイロンの温度は低温(80~120℃)です。
化繊にアイロンをかけるときの温度ですね。

低温だと、乾くまでに少し時間がかかりますが、中温(140~160℃)や高温(180~210℃)だと、不織布が溶けてしまいます。
中温で試したところ、一瞬アイロンをかけただけでも、アイロンのかけ面(熱い部分)にくっつきそうになりました。

不織布マスクにアイロンがけするときは、必ず低温で。
当て布をするともっと良いと思います。

アイロンをかけても、ある程度のけば立ちは残ってしまうのですけど、洗ったままよりもプリーツの形がしっかりします。

ウイルスや細菌は65~80度でほとんど死滅するので、殺菌効果としても良いのではないでしょうか。

www001.upp.so-net.ne.jp

不織布マスクの材質

マスクの不織布部分の原料は、ポリプロピレン(PP)やポリエステル(PE)がほとんどのようです。

どちらも樹脂(プラスチック)で、ポリプロピレンの耐熱温度は100~140℃。
ポリエステルは、低密度か高密度かで多少違い、低密度ポリエステルは70~90℃、高密度ポリエステルは90~110℃が耐熱温度となっています。

アイロンの低温がギリギリ耐熱範囲みたいですね。

www.jpif.gr.jp

www.toishi.info


台所用洗剤0.5%の濃度で消毒薬になる

感染研の「SARSに関する消毒(三訂版)」によると、ぬるま湯1リットルに対して5~10ccの台所用洗剤を加えたものが、SARSの消毒薬として推奨されています。

SARSと新型コロナはどちらもエンベロープを持ち、非常によく似ているウイルスです。

界面活性剤をぬるま湯に溶かしたもの(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)
「おおむね1リットルのぬるま湯に対して5~10cc程度以上の台所用合成洗剤を加えたもの

4. 消毒剤を噴霧することにより、ウイルス等が空気中に舞い上がる可能性が否定できないため、消毒にあたっては可能な限り清拭することが望ましい。また、消毒剤が長期間残留するほど効果があるため、唾液、体液などの汚染のある場所には、それらの十分な清拭とともに、消毒剤を用いて2度拭きすることや、界面活性剤の場合では、界面活性剤に浸したティッシュペーパーなどで汚染された場所を覆い、5分程度以上経過したあとでから拭きするなどの対応も効果的であると思われる。

電子機器や精密機器の消毒をする際には、内部に液が入らないよう注意してください。

idsc.nih.go.jp