行動制限(または都市封鎖)と感染伝播のシミュレーション
「コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか」
(ワシントン・ポスト無償提供)
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こちらは、新型コロナウイルスなどの感染拡大をシミュレーションで予測したものです。
人口200人の町で感染症が蔓延していく様子を数字とグラフと、人を模したドットでシミュレーションしています。
ランダムに動くドットの様子を見ることで、どのように感染が広まっていくかがよくわかります。
- 社会的戦略を取らなかった場合(全員が自由に移動)
- 都市封鎖などの強制的な隔離措置を取ったケース(隔離を計画)
- 人口の4分の3が社会距離戦略に従った場合(適度な社会距離戦略)
- 人口の8分の7が社会距離戦略に従った場合(広範囲での社会距離戦略)
社会距離戦略とは、イベントや集会を避け、外出制限を行なうこと。
現在、新型コロナの対策として東京都などが外出制限を要請しています。
このシミュレーションを見ると、社会距離対策には、都市封鎖をするよりも感染者の増加を緩やかにする効果があることが分かります。
増加が緩やかになればなるほど、医療リソースに余裕が残り、たとえ重篤化しても十分な治療を受けられる可能性が高くなります。
それだけ助かる人々が増えるということですね。