haloのブログ

脳疲労、ブレイン・フォグ、慢性疲労、ADHDなどについて、個人的体験と信頼できると思われる資料を基に書いていきます

新型コロナに効果あり、という薬の話

新型コロナウイルス、いろんな噂が飛び交って、何が本当なのかデマなのか、見極めるのが大変です。

見極めるといっても、自分が「これ、信用できそう」と思う情報を拾うだけなので、本当は間違っているかもしれない。
でも、できるだけ信用度が高いところからの情報を拾ってくるようにしています。

その中で、これは信用できそうと思った薬の情報を記載します。

新型コロナウイルスに効果があるとされる薬

HIV薬とインフルエンザ薬の混合薬

割と早い時期から、中国では新型コロナウイルス患者の治療に抗HIV薬を使用しているという話がありました。

2月3日にこんなニュース記事も出ています。

【解説】新型コロナウイルスとの闘い、抗HIV薬は有効か:時事ドットコム

新型コロナウイルスの急速な拡散を一刻も早く封じ込めようと医師らが懸命に取り組む中、抗レトロウイルス薬とインフルエンザ薬の混合薬が、治療薬の候補の一つとして浮上してきた。

HIV薬のロピナビルとリトナビルを併用すると、患者の血液中に存在するHIVに感染した細胞数が減少し、HIVの複製能力と免疫システムを攻撃する能力がなくなる。
 医師らは、これら2種の抗HIV薬とオセルタミビルと呼ばれる抗インフルエンザ薬の組み合わせが、新型コロナウイルスに有効な可能性があると期待している。
 タイでは、この3種混合薬を71歳の中国人患者に投与したところ、48時間以内に陰性の検査結果が得られた。

要するに、HIVの薬*1と、インフルエンザの薬*2を一緒に使うと、新型コロナウイルスをやっつけることができそうだよ! という記事です。

この情報を受けて、日本政府もこの薬の早期臨床試験を指示しています。

インフルエンザ薬2種類も効果を期待

2月4日には、中国で実施されている治験の内容を紹介している記事も出ました。

新型コロナに対する臨床試験を全調査、ゾフルーザやアビガンの成分活用:日経バイオテクONLINE

 中国の大学病院や研究機関が、新型コロナウイルス(2019-nCoV)への感染が認められた患者や肺炎を起こした患者を対象に、臨床試験を相次いでスタートさせている。使用されている薬剤は抗HIV薬などに混じり、「ゾフルーザ」(塩野義製薬の抗インフルエンザ薬)や「アビガン」(富士フイルム富山化学の抗インフルエンザ薬)と同成分の薬剤も含まれる。

SARSやMERSに効いた薬をどんどん研究しているそうです。
ここでも、「リトナビル」と「ロピナビル」の併用療法について臨床研究がされているという記載があります。
それから、「ゾフルーザ」と「アビガン」というインフルエンザ薬の効果も研究されています。

中国では、ステロイド薬も試験されていますが、どうも効果が良いとは言えないようです。
日本感染症学会では、医療者向けの新型コロナウイルスの対応情報の中で、ステロイド剤に否定的な見解を出しています。

なお、リンク先の記事中に、薬と試験の一覧表が載っています。
bio.nikkeibp.co.jp

インフルエンザ薬は備蓄されている

インフルエンザ薬は、新型インフルエンザの流行にそなえるため、国や都道府県で備蓄*3されています。

ちなみに、備蓄されているインフルエンザ薬は「アビガン」のほか、「タミフル」「リレンザ」「イナビル」「ラピアクタ」です。

国と都道府県は、最新の諸外国における備蓄状況や医学的な知見等を踏まえ、全り患者(被害想定において全人口の 25%がり患すると想定)の治療、その他の医療対応に必要な量(4,500 万人分)を目標として抗インフルエンザウイルス薬を備蓄する。

現在、オセルタミビル(タミフル®)、ザナミビル(リレンザ®)、ラニナミビル(イナビル®)、ペラミビル(ラピアクタ®)、ファビピラビル(アビガン®)が備蓄対象となっており、製剤として備蓄保管を行っている。

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000468067.pdf

今季はインフルエンザの流行は抑えられているので、今後、もし新型コロナウイルスの患者が増えていったら、この備蓄薬が使用されることになるかもしれません。

「アビガン」の備蓄量は200万人分

アビガンに関しては、新型インフルエンザ向けではあるものの、厚生労働省が約200万人分の備蓄をしており、緊急時の流通体制が整備されている。

新型コロナウイルスに「今」効く薬は無いのか:日経バイオテクONLINE

という記事もあります。

ここでは「アビガン」の備蓄だけに触れていますが、今現在の「アビガン」の備蓄量が出ていましたので、載せてみました。

他のインフルエンザ薬も、同じように備蓄されていると思いますが、とりあえず、「アビガン」だけで200万人分あるということです。

もちろん備蓄以外にも、市場で流通している分の「アビガン」があるわけです。


HIV薬のほうの備蓄ってあるんでしょうか?
もし分かったら、またこのブログに載せる予定です。

早期臨床試験を開始予定

新型コロナウイルス感染症への治療薬について、菅義偉官房長官は2月18日の記者会見で、国立国際医療研究センターを中心に、抗HIV薬の臨床試験の早期開始に向けて準備を進めていることを明らかにした。

国立国際医療研究センターでは5日、30代の中国人女性にロピナビルとリトナビルの配合剤を投与したと報告。一時、酸素化の低下と軽度の呼吸困難がみられたが、37度まで解熱し、倦怠感も改善に向かっていることを明らかにしていた。

HIV薬の臨床試験についての情報ですが、これは新型コロナに本当に効き目があるかどうかを確認する試験です。

試験段階ではあるのですけど、薬として既に市場にあるのですから、医師や本人(家族)の判断があれば、使用することはできるはずです。

www.mixonline.jp

中国、ワクチンの試験開始予定

中国政府は新型コロナウイルスのワクチン開発に向けた臨床試験を早ければ、ことし4月下旬に始められるという見通しを明らかにしました。これは中国政府の担当部門が、21日の記者会見で明らかにしたものです。

それによりますと、新型コロナウイルスのワクチンの開発については国内の複数の研究機関が並行して進めていて、一部はすでに動物実験の段階に入っているということです。

そのうえで早ければ、ことし4月下旬から5月に一部のワクチンについて臨床試験を始められる見通しで、特定の条件のもとで緊急的に使用することもあるとしています。

あくまで予定ですので、今後、変わる可能性もあります。
でも、ワクチン開発の可能性が出てきました。

(この予定は早すぎるような気もしますけど・・・中国は必死なんでしょうね)

www3.nhk.or.jp

国立感染症研究所はあきらめてません

とあるネットの書き込みで、国立感染症研究所(感染研)は新型コロナに対してお手上げ状態で、もうあきらめている、という噂が出ていることを知りました。

それはデマです。そんなことないですよ。

感染研は、医療者向けに、感染管理のマニュアルも出しています。
情報が新しくなるたびに改訂されています。

医療従事者の方や、高齢者施設の方などは、このサイトをまめにチェックするといいですよ。

www.niid.go.jp



毒性はSRDSより低い

国立感染症研究所(感染研)の発信した内容によると、毒性(重症化や致死率)はサーズより低いようです。

ウイルスの変異もそんなに早くないらしいですね。
日本で分離されたウイルス株と中国のウイルス株のDNAは99.9%の確率で一致していたということです。
新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報ページ

www.niid.go.jp

手洗いと咳エチケットを忘れずに!

でも、高齢者や持病を持っている人にとっては、危険性の高いウイルスであることは確かです。
若い人や子どもでも、感染するケースが出ています。

マスクは品薄状態が続いていますが(転売を禁止してほしい!)、予防自体は、石鹸での手洗いと、咳エチケットで、かなりできます。

こまめに手洗いをしましょう!
手荒れ防止にハンドクリームも忘れずに!
もし傷があると、そこからウイルスが入ることがあります!

手袋や花粉症用の眼鏡も予防に良いそうです。
100円ショップに、花粉症用の眼鏡、綿手袋、使い捨ての手袋があります。
良かったら検討してみてくださいね。

www.mhlw.go.jp

*1:「ロピナビル」と「リトナビル」という2つの薬

*2:「オセルタミビル」という薬。商品名は「タミフル」です。

*3:病院で処方される量の他に、国が備蓄量を設定しているもの