haloのブログ

個人的体験と信頼できると思われる資料を基に書いていきます

カンジダについての誤解・間違い その1

 以前に比べて、カンジダ症の情報が日本でも増えてきました。
 それに比例して、誤解や間違いも拡大しているようです。

 私が見聞きした中で、これは整合性がないんじゃないかなと思われるものを挙げてみます。

 回数を分けて、ちょっと細切れになります。すみません。

偽菌糸を出すカンジダ・アルビカンス
カンジダ・アルビカンス(Wikipediaより)

1.カンジダは女性だけの病気?

男性もカンジダ症になります

 カンジダ菌は真菌の一種で、自然界のどこにでもいる細菌です。
 家の中にも外にもいますし、人の体にも生息しています。

 細菌ですから、人の性差で生息場所を選ぶことはありません。
 男性もカンジダ保有しますし、免疫力の低下でカンジダ症になることもあります。

男性のカンジダ症も女性と同じ

 男性のカンジダ症は、皮膚カンジダ症、口腔カンジダ症、口角炎、性器カンジダ症など、女性と全く同じです。

 ただし、男性の性器カンジダ症は多くの場合、発赤や掻痒感などの皮膚症状のみで、女性よりも症状が目立ちにくいようです。
 つまり、男性は性器カンジダ症を起こしても自覚しにくいし、そのため性器カンジダ症で病院へ行くことも少ないのです。

 カンジダ症といえば、いまだに性器カンジダ症だけを思い浮かべる人が多いですよね。
 そのため、性器カンジダの症状や患者だけを取り上げて、女性に発症する病気と思われているのではないでしょうか?

 しかし、口腔カンジダ症や皮膚カンジダ症などで治療を受ける患者さんの中には、男性も多く含まれています。

 特に免疫力が低下する高齢者では、男女ともにカンジダによる症状が見られます。
 例えば口腔カンジダ症や口角炎は、嚥下障害や誤嚥性肺炎にもつながりかねません。高齢者のカンジダケアはとても重要です。

重篤な症状を引き起こすことも

 カンジダは、健康なときは問題ありませんが、体調を崩すととたんに悪さをし出します。
 リーキーガットや脳疲労の原因にもなりますし、持病がある人や免疫に関わる治療を受けている人にとっては、重篤な事態を引き起こす原因菌ともなります。

 男性であっても、注意しておくに越したことはありません。