子どもも高齢者も戸外へ出るのは必要
子どもは戸外へ出て日光を浴びないと、ビタミンDの働きが弱まり、健全な成長に良くありません。
体を動かすことも、体や脳の成長にとって、とても大切です。
高齢者は戸外へ出て日光を浴びたり運動をしたりしないと、体力や筋力が落ち、免疫力と同時に認知機能も低下してしまいます。
子どもたちと同じように、ビタミンDの働きも不足してしまいます。
成人もそうですが、家の中に籠ってじっとしていることは、体を弱めてしまって、病気のリスクを上げてしまいます。
戸外ではコロナの感染はほとんどありません。
こわがり過ぎずに、子どもも高齢者もそれ以外の人も、外での運動を楽しみましょう。
www.fukuishimbun.co.jp
www.fukuishimbun.co.jp
日光を浴びることはセロトニン活性にも必要なことです。
セロトニンとは、脳内で重要な働きをする神経伝達物質です。
屋内で窓から日差しを浴びるより、曇っていても戸外へ出た方がセロトニン活性のためにはいいのです。
子どもでも、高齢者でも、普通の大人でも同じです。
家やお店などの屋内と違って、戸外では空気の浄化作用が働きます。
高齢者の方は、自分の近くに子どもがいても、神経質になる必要はありません。
感染予防をしたいなら、マスクやハンカチ(タオル)などで口と鼻をガードして、帰宅時や飲食の前に石鹸で手洗いをしましょう。
子どもも高齢者も、どちらも健康に生活することが大切です。
わざわざ口論や喧嘩をして、ストレスをためる必要は全くありません。
それに、子どもがクラスター感染を起こしたという報道は、今のところ日本ではありません。
密閉空間でない戸外で子どもたちが遊んでいても、何も心配することはありません。
注意しなければいけないのは、家やお店の中で、間近でおしゃべりをすることです。
屋内では、こまめに窓をあけて換気をするのがコロナ予防になります。
あまり心配しすぎずに、どうぞ元気な子どもたちの成長を見守ってあげてください。
・・・ということを、ぜひ高齢者の方々にお知らせしたいです。
高齢の方の中には認知機能が弱まっている方もいますから、子どもたちの方でも「お年寄りは大変なんだな」と受け入れてあげる気持ちを持つことも大切だと思います。
そして、戸外では、なるべく体を動かして遊びましょう。
緊急事態宣言が出ないのは人権侵害だから?
緊急事態宣言がなかなか出ない
専門家会議のメンバーから、緊急事態宣言を出してほしい状況だというコメントが出されました。
私個人としても、(可能なら首都圏と関西圏に限ってでも)緊急事態宣言を出さないと、この先がものすごく不安です。
でも、なかなか宣言が出ないですよね。
今すぐに出てもいいぐらいだと思うのですけど・・・。
人権のために野党が反対している?
以前に紹介した高橋洋一氏の出ている新しい動画で、緊急事態宣言が出ない理由を解説していました。
緊急事態宣言の発令は人権を制限するという理由で、野党から反対されているようです。
命より人権、というのは、私には本末転倒に感じます。
アビガン、クロロキン、ヒドロキシクロロキンについて
この動画の中で、経済評論家の渡邊哲也氏がアビガンについてもお話ししています。
この方、何だかすごい方ですね・・・。
中国で使われていたアビガンは、やはり日本のアビガンとは違うようです。治験でデータは使えなさそう(´;ω;`)
アメリカで効果が期待されている薬というのはリン酸クロロキンのことだと思いますが、自己判断で使った新型コロナの患者で死亡例や重体例が出ています。
同様に期待されているヒドロキシクロロキンも重大な副作用が出ることがあるようです。
使用は、医師の処方があったときだけにしないといけません。
新型コロナかな? 心配なときどうするか
新型コロナにかかってしまったかどうか心配なとき、助言してくれるバーチャルアシスタントが紹介されていました。
(ブログ『中村祐輔の「これでいいのか日本の医療」』より)
質問に答えていくだけで、自分がどうしたらいいかわかります。
ぜひ一度試してみてください。
https://launch.sensely.com/?type=jacovid19
launch.sensely.com
***ここまで追記しました***
あらためて記載しておきます。
●体温は必ず測る
心配じゃなくても、できるだけ毎日測っておきましょう。
●風邪の症状があれば、出勤や外出を控えて自宅待機
出歩かずにゆっくり休みましょう。
●自分が高リスク者かどうかを確認
高リスク者には、高齢者・癌や糖尿病や肺疾患などの持病のある人・妊婦さん・最近海外に行った人や、その人と長時間一緒にいた人・身近にコロナ発症者がいる人などが考えられます。
●高リスクの場合
・・・相談センターへ電話で相談する(県や市のホームページで電話番号が分かります)
●低リスクの場合
・・・風邪の症状や発熱(37.5℃以上)が4日続いたら、相談センターへ電話で相談。または、息苦しさ(肺炎症状)があったり、強い脱力感があったりする場合は、4日未満でも相談センターへ電話する。
●相談センターで検査や受診はできないと言われたら
・・・自宅待機して様子を見る。
それでも心配だったら、下記を参考にしてみてください。
※上記の流れで確認・相談をしても、検査や受診に至らなかった場合※
それでも心配だったら、かかりつけの病院や、自宅近くの病院に電話で相談してみてください。
診察OKなら受診に行って、医師と直接相談すると安心できると思います。
高齢の方は、ご自分の地域の包括センターや、担当のケアマネさんがいらっしゃるなら、その方にご相談すると、相談センターや病院よりも話が早く済むかもしれません。
新型コロナでなくても、他の原因で肺炎になることもありますよね。
不安でストレスを抱えて過ごすより、安心できる方法を取ることも大事だと思います。
ただし、新型コロナは「感染症」ということを忘れないでください。
自分から他の人にうつる可能性も十分考えて、まずは電話で相談すると良いと思います。
情報はWHOよりも、ECDCやJohns Hopkins大学が信頼できる
WHO、駄目じゃん・・・
WHOの発表資料をつぶさに見ていくと、首をかしげざるを得ないことが少なくない。「Tedros事務局長は中国寄り」とも指摘される中、英Oxford大学の研究者が感染症のデータ源からWHOを外すなど、事実上のシカト宣言まで飛び出した。
Our World in Dataによると「WHOのリポートには多くのエラーがあり、発見するとすぐにWHOに通知し、WHOのチームと密接に連絡して、指摘したエラーを修正してもらってきた」のだそうです。しかし、見つかったエラーがすべて修正されるわけでなく、ほとんどのエラーは履歴も残さずに修正されるか、未修正のまま放置されるというのです。これではWHOに対する信頼性が揺らいでしまいます。
Our World in Dataは、Oxford大学の経済学者や地質学者などが設立した非営利組織です。
厚労省はWHOに依存するのをもうやめてください!
国際機関は大体利権まみれだと言いますけど、今回は本当にひどすぎます。
データが信用できないし、そのデータの出し方自体が信頼性がないんですから・・・。
政府の人たちは、尾身先生のいる専門家会議の話を聞いてれば、国内の感染症自体の情報は十分じゃないでしょうか?
WHO以外の信頼できる情報源
WHO以外の情報源としては、欧州疾病予防管理センター(ECDC:European Center for Disease Control and Prevention)と米Johns Hopkins大学が挙げられていて、
Our World in Dataでは、欧州疾病予防管理センターを採用しています。
Johns Hopkins大学のデータは、更新頻度が高いという利点がある一方で、陽性者数が高めに出る傾向があるようです。
データの使い勝手も、WHOは上記の二つに比べると、今一つのようですね。
(改善はしているようです)
日本国内の状況は、専門家会議の情報が一番早くて信頼性が高いと思います。
(ネットではいろいろな「識者」が情報発信していますが、医療分野もかなり細分化されています。世界的な状況や感染症の最新の知識やデータが得られるのは、やはり感染症そのものの専門家だと思います。)
新型コロナウイルスの感染状況をグローバルに情報提供している組織として、欧州疾病予防管理センター(ECDC:European Center for Disease Control and Prevention)と米Johns Hopkins大学を選出。WHOを含めて3つを比較した結果、Our World in Dataは今後、ECDCのデータを採用することにしました。
その結論を導く上で重要な役割を担ったのは最新のデジタル技術です。WHOは症例の情報源を各国政府からの直接報告に頼っています。感染がこれだけ広範に広がると、情報を集約するのにも時間と手間がかかり、またミスも発生するはずです。
一方、ECDCとJohns Hopkins大学は世界中の情報リソースからデータを自動的に吸い上げていきます。その差は歴然です。WHOの感染マップは1日に3回更新されますが(3月24日現在)、Johns Hopkins大学は早ければ15分おきに更新されます。
感染者がこれだけ急激に増えている環境下では、1日3回の更新では遅いと感じます。ただ、Johns Hopkins大学の数字は、WHOの数字より大きめに出る傾向があります。これは、同大学が「推定陽性症例(presumptive positive cases)」も含めているからです。
推定陽性症例は、各国の州または地方の研究所レベルで確認されているが、国立の研究所(例:米国疾病予防管理センター=CDC)では確認されていない症例を指します。ECDCのデータは更新頻度が1日1回と多くないものの、データの信頼性は高いようです。
Our World in Dataは「ECDCから一貫して公開され、クリーンに維持されたデータである」ことを評価項目としています。
上記引用部分の改行と行開け(一部除く)は、引用者が行いました。
アビガン、今日から臨床試験(治験)開始
アビガン錠臨床試験開始
今日(3月31日)から、アビガン錠(ファビピラピル)の臨床試験に入るというニュースがありました。
普通は18カ月ぐらいかけて試験をして、それから結果解析、申請、審査、と続くのが治験の流れになります。
今回は、政府主導でとにかく早く進めるようにしているそうですし、中国でも実際の患者さんでアビガンを使用していて*1、有効性を認めているという報道もあります。
中国の臨床のデータも解析で使えるなら*2、日本のデータが少なめでもいけそうですよね。
来年には認可が下りて、使いやすくなるのではないかと思います。
富士フィルムではサプライチェーンの調整をしているそうですが、今後のこともあるので、完全に国内で薬の生産ができるように体制を整えてほしいです!
※注意※
アビガンは妊娠している人や、その可能性のある人には使えません(男性側にも影響が出るため、若い人には慎重に投与されます)。その他にも重い副作用が出ることがあります
アビガンは副作用の強い薬ですので、治療薬があるからといって安心し過ぎないようにしてください。
他のどんな薬も同様ですが、その人の体質によっては、効果よりも副作用の方が強くて使えない場合もあります。
いつ、どこで感染するか分からないのがこの病気の怖いところですけれど、できるだけ予防をして、免疫力を高めるような生活を心がけてくださいね!
詳細なニュースはこちら。
bio.nikkeibp.co.jp
ファビピラビルの添付文書はこちら。
http://fftc.fujifilm.co.jp/med/abigan/pack/pdf/abigan_package_01.pdf
【感染状況とデータ予測】東京都、東京近郊、頑張れー!
こちらの動画で、各都道府県のデータ(感染状況)が開示されています。
そのデータから、今後の予測を解説されています。
(データは公表データだそうです)
YouTube動画なのですが、説明されている高橋洋一さんは統計解析を使って解説されています。
元々は感染症のデータ解析もされていた方だということですので、私としては信頼できる解説ではないかと思います。
この動画によると、東京都は3月20日からの連休あたりから行動制限を取っていれば*1、ここ数日の東京都の発症者数を抑えられていたことが考えられます。
連休中に感染した人がいた場合、潜伏期間がありますから、都内や東京近郊では、4月初めぐらいまで発症者が続いて出てしまう可能性もあります。
小池都知事の行動制限要請は、こういったデータ予測から出されたようです。
東京都内や、近郊の方々には、できればこの週末だけでなく、もうしばらくの間、気をつけてほしいです。
春になって、レジャーに行きたい気持ちが出てくるのは当然です。
ですけれど、ここはちょっと抑えて、これ以上の感染が広がらないように、もうしばらく頑張って、予防していってほしいと思います。
感染者が増えて重症例が増えてしまうと、じゅうぶんな治療を受けられなくなってしまいます。
今回のコロナで被害の大きいイタリアやスペインは、日本と同じ高齢者の多い国家です。
同じ轍を踏まないように、どうか頑張ってください!
*1:追記:新型コロナの潜伏期間の中央値は4.5日という見解があります。尚、潜伏期間には個々人で幅があり、新型コロナはその幅が大きいと言われています。
行動制限(または都市封鎖)と感染伝播のシミュレーション
「コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか」
(ワシントン・ポスト無償提供)
www.yomiuri.co.jp
こちらは、新型コロナウイルスなどの感染拡大をシミュレーションで予測したものです。
人口200人の町で感染症が蔓延していく様子を数字とグラフと、人を模したドットでシミュレーションしています。
ランダムに動くドットの様子を見ることで、どのように感染が広まっていくかがよくわかります。
- 社会的戦略を取らなかった場合(全員が自由に移動)
- 都市封鎖などの強制的な隔離措置を取ったケース(隔離を計画)
- 人口の4分の3が社会距離戦略に従った場合(適度な社会距離戦略)
- 人口の8分の7が社会距離戦略に従った場合(広範囲での社会距離戦略)
社会距離戦略とは、イベントや集会を避け、外出制限を行なうこと。
現在、新型コロナの対策として東京都などが外出制限を要請しています。
このシミュレーションを見ると、社会距離対策には、都市封鎖をするよりも感染者の増加を緩やかにする効果があることが分かります。
増加が緩やかになればなるほど、医療リソースに余裕が残り、たとえ重篤化しても十分な治療を受けられる可能性が高くなります。
それだけ助かる人々が増えるということですね。