飲食店はできるだけテイクアウトにシフトした方がいい
飲食店は大打撃
新型コロナのせいで、飲食店業界が大きな影響を受けています。
日本ではコロナの感染者数が少ない分、感染のピークが後ろ倒しになると専門家から予測されています。
飲食店などに行く人はどんどん減っていますよね。
感染ビークが過ぎるまでは、これが続くと思います。
食事は誰でも必ず食べる
でも、食事を食べなくなっているわけではないですよね。
外食をやめて、自宅で食べているだけです。
コロナに対する不安や、あまり外出できないというストレスも、やっぱりありますよね。
ストレスを解消するのに、一番簡単な方法は、食べることです。
私はプチ断食もやっていましたけど、その期間中も、野菜ジュースは飲んでいました。
全く何も食べないわけにはいかないんです。
外食する人がいなくなっても、ごはんを食べる人がいなくなるわけじゃありませんから。
手軽に食べられるものが売れている
スーパーでは、レトルト食品が品薄になっているところもあるそうです。
レトルトなら子どもでも自分で温めて食べることができるので、休校だった今月はよく売れたようですね。
備蓄としての購入もあると思いますが、料理が苦手な人や、家で簡単に食事をしたいという理由で買っていった人も多いと思います。
それに、コロナ騒ぎ以前から、中食市場はずっと拡大していました。
中食とは、要するにテイクアウトです。
自宅で朝昼晩と毎食料理を作るのは大変なので、多少割高になっても、テイクアウトで済ませたい人も多いのです。
テイクアウト実施のメリット
イートインの飲食店がテイクアウトを導入する場合、多少のメニューの変更は必要ですが、それほど資金は掛かりません。
スタッフも厨房と販売員だけで済むので、人件費も抑えられます。
1人1人のお客さんにできたての料理を運ぶわけでもないので、厨房内の仕事も合理化できます。
イートインのお客さんが減ったために空いた時間やスタッフをうまく活用すれば、すぐに実施できると思います。
注意点
テイクアウトした料理は時間をおいて食べることになるため、衛生管理や温度管理などに、一段と注意が必要です。
とはいえ、保健所の指導に沿った衛生管理をしていれば、特に大変な管理が必要というわけではないと思います。
あとは、容器を並べるスペースが必要ですね。
厨房でもある程度の盛り付けスペースが必要ですし、容器に詰めた料理を陳列するスペースが必要な場合も出てきます。
もしくは、注文を受けたらその場で容器に詰める、という方式もありますね。
まずはテスト販売
いきなり方向転換するのは、わからないことが多くて大変だと思います。
本格的にテイクアウトを始める前に、小規模なテスト販売をしてみてはどうでしょう?
それで容器の使い勝手や売れ筋になりそうなメニュー、価格帯、よく売れる時間帯、客層、スタッフの作業の流れなどを見るといいかと思います。
テストということで近隣の人に試食をお願いすると、改善点も分かりますし、同時に広告効果も期待できます。
コロナ対策で話題性もプラス
業態を変えたタイミングは、広告のタイミングでもあります。
SNS発信や、手作りのチラシなら、安価で広告発信できます。
新型コロナにちなんだメニューを開発すれば話題性も付加できますよね。
できれば免疫力をアップできるメニューだと、食べる方も嬉しいと思います。